女王蜂の作り方

お尻が大きいのが女王蜂

 




1、分蜂

女王蜂を増やすと言うことは1群増やすと言うことになります。所謂分蜂することになります。
分蜂には自然分蜂と人工分蜂があります。精の良い群が巣箱に対して蜂数が多くなると必ず王台(女王の育つ大きめ巣)を
作ります。その数は多いときは一度に5,6個も作ります。其のまま放置するとやがて王台に蓋を掛け新たな女王が出房します。
自然分蜂は新女王が出房寸前に古い女王が腹いっぱいの蜜を貯めた半数位の働き蜂を引き連れて外に出て行きます。
そして近くの木の枝に蜂球になってとどまり、適当な場所が見つかるとそこに移動し営巣します。
残った群は蜜も蜂も減り巣箱がさびしくなります。
この時自然分蜂した群をうまく捕まえれば一群になります。捕まえ方は近くの枝に蜂球に成った時に巣箱を下にセットしその枝を切り取り
巣箱に落とします。この時、蜂球に霧吹きで多めに水をスプレーしてから行うとうまく行きます。
これを防ぐためには普段は1週間に一度は必ず内検し、王台を全て壊さなければなりません。
しかし群を増やしたいときには違います。このときは自然分蜂させずに人工的に分蜂させます。


2、人工分蜂

まず、王台を見つけたら一番大きな王台を残し後は全て壊します。その巣枠と別の巣枠2枚、合計3枚くらいの蜂の付いた巣枠を別の巣箱に移し、元箱のあった場所にこの箱を置き、元の箱はそのおいた箱の隣30センチか50センチ隣に置き換えます。
この様にすればやがて新王が生まれ、5日から7日くらいの間に交尾飛行に出かけ数日後には産卵を開始します。


3, 女王蜂の移入

女王蜂が事故や病気で突然いなくなる場合があります。又、王台を見逃して自然分蜂し、新たな女王が生まれその後の交尾飛行中に事故にあい帰らない場合もあります
この様なときは別の卵から新たに王台を作らせるか別の女王を移入すれば良いのです。
移入の仕方は、別の女王を王籠(金網で作成)に入れて巣箱の巣枠の間に4日間位吊るして馴染ませてから王籠から出してあげれば
喧嘩をしないで仲良く移入できます。又、ハッカ油を掛けて匂いを消して強制的に移入する方法もあります。
又、他の群から出房寸前の王台を入れる場合には王台と女王が生まれてから当座の食料の蜂蜜とを王籠に入れて巣枠の間に吊るして置くと良いです。いきなり他の群から王籠に入れないで王台を入れると匂いが違うので王台を壊して失敗します。

手作り王籠(右下にある白い容器は100円ライターを切って作った蜜入れ)

手作り王籠 王籠に入れた女王蜂
















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